- 子どもが不登校になったけど、やばい?
- 不登校になってしまう原因は何?
と悩んでいる方は多いと思います。
今回は、不登校になると何がやばいのか、不登校になってしまう原因について紹介していきます。
高校生が不登校になるとやばいと言われる3つの理由
将来の就職・進学に影響が出る
一つ目のやばいと言われる理由は、子どもの将来に影響が出ることです。大学受験を考えている場合、希望する大学の偏差値に足りないという場合が出てきます。
不登校になってしまうと、高校で学ぶべきはずだった学問をストップさせることになるので、学力が低下してしまうことが多くあります。
また、学年が上がるにつれて、学問のレベルも上がっていくので、1,2年のうちに基礎をしっかりと固めておかないと、自学自習でなんとかなるものでもありません。
就職の面でも、影響が出てきます。日本は学歴社会ということもあり、高校にしっかりと通えていたのかは評価の重要なポイントになってきます。
不登校だから評価が必ず落ちるというわけではありませんが、悪い印象を与えてしまうこともあります。
少なくとも就職で希望できる企業の幅は狭くなってしまいます。
人間関係がうまくいかない
高校生が不登校になると、将来の人間関係の築き方が難しくなることがあります。学校での経験は、友人との関係づくりやコミュニケーション能力を身につけるための大切な場です。
しかし、不登校によって学校に行く機会を逃すと、他の人との関わり方やコミュニケーションの取り方に慣れる機会が少なくなります。
学校では、クラスや部活動などで自己表現や協力のスキルを磨く機会もあります。しかし、不登校によって社会的な場で自己表現をする機会が制限されるため、自信を持って自分を表現することが難しくなるかもしれません。
ニート・ひきこもりになってしまう
高校生が不登校になると、ニートやひきこもりになってしまう恐れがあります。
小学校や中学校では、ひきこもちになったとしても、まだ救いはありますが、高校生になる大人の手前です。そのため、高校生でニート・引きこもりになるのはかなりまずいです。
ただ、中学生の頃から、思春期が始まってくる年頃なので、親や先生の言葉に耳を傾けなくなってくるでしょう。高校生の不登校は、自分で殻を破らないと外に出るのも難しくなるので、親のサポートが必要不可欠です。
高校生が不登校になる原因は3つ
次に高校生が不登校になる原因について紹介していきます。
不登校になる主な原因は3つです。
- 学業不振
- 人間関係の悩み
- 将来に対する不安
一つずつ紹介していきます。
学業不振
高校生が不登校になる一つ目の原因として、学業不振があります。
平成26年度に一般社団法人 全国PTA連合会が行ったアンケート調査によると、
参照:一般社団法人 全国PTA連合会
勉強についていけないことで困っている高校生が約30%もいます。
小・中学校に比べて、高校の学習内容はかなり難易度が上がります。そのため、中学校で基礎的な内容を覚えられていないと、高校の授業についていくのは大変です。
また、高校には同じ学力の生徒が集まるので、中学校ではいい評定・高得点をとっていても、高校では取れなくなってしまうケースもあります。
人間関係の悩み
この悩みは、高校だけでなく、小学校・中学校でも起こる問題ですね。
現代社会では、ラインやTwitterなどのSNSでの交流関係も主流となっており、友達から仲間外れにされてしまうことで不登校になるケースが結構多いです。
また、高校生になると、
- 部活動
- クラスメイトとの交流
- 恋愛
- 受験勉強
など、友達と絡む機会が多くあります。
周りの流行の話に入れなかったり、仲良かった友達が新しい交友関係を持ったり、自分の居場所がなくなると感じるケースもあるでしょう。
高校生にもなると、他人に合わせて行動することを学んでいくので、集団行動をとり始めるのも高校生の特徴です。
人に合わせるのがあまり得意ではない学生は、人間関係の悩みを感じやすいですね。
将来に対する不安
将来に対して漠然と不安を抱えている学生もいます。
例えば、勉強がうまくいかず、自分の希望する大学に進学できるのか、周りは彼氏・彼女を作っているのに自分だけいなくて大丈夫かと色々考えてしまう年頃です。
また、将来のために何をしたらいいのかと悩んでいる学生もいます。
不登校の高校生に親ができること
ここまで、やばいと言われる理由とその原因について紹介してきした。では、高校生が不登校になってしまった場合、親はどうすればいいのか?
- 子どもを休ませてあげる
- 子どもの話をよく聞く
- 学校と連絡をとりあう
この3つだけです。1つずつ紹介していきます。
子どもを休ませてあげる
子どもが不登校になり、悩みを抱えているのであれば、まず、休ませてあげましょう。
「休むと学校の授業についていけなくなってしまうのではないか」と子どもは考えてしまいますが、そのまま休ませず、学校に行かせてしまうと逆に精神的に追い詰められてしまいます。
子どもも学校を休むのはよくないとわかっていますが、自分のため、親のために通学しようとします。
そんな時に親から「学校を休んでもいいよ」「大丈夫だから」と一言声をかけてあげるだけで、子どもの気持ちはすごく楽になります。
勉強が遅れしまうかもしれませんが、それ以上に子どものメンタルであったり、体調の方が大事ではないでしょうか。
まずは、子どもの回復を待ちましょう。
子どもの話をよく聞く
不登校になると、子どもとの時間が増え、話す機会が生まれると思います。
そんな時は、子どもの話をしっかりと聞くようにしてください。親から話しかける必要はありません。
普段通りに接していれば、子どもから話しかけてくるようになります。
間違っても、親から学校に行かない理由を聞こうとするのはやめてください!
不登校になった高校生のメンタルはとてもセンシティブです。誰にだって、触れてほしくないことはあります。
早くなんとかしてあげたい!と思う気持ちはわかりますが、焦らず、いつでも話を聞くよというスタンスでいるといいですね。
学校と連絡を取る
子どもからすぐに話をしてくれれば、対策だったり、勉強のことについてどうすればいいか考えられますが、すぐに話してくれるとも限りません。
でも、高校は小・中学校と違い、中退・留年があるので、何もしないわけにはいきません。
なので、親御さんは、学校と連絡を取り合って、現在の出席・欠席日数の確認をしておくとよいでしょう。
まとめ
ここまで、高校生が不登校になるとやばいのかについて紹介していきました。
不登校になると、学業・就職・進学などの面で遅れをとるので、やばいと思われがちですが、子どもも不登校になりたくてなっているのではなく、原因があります。
子どもが不登校になってしまった場合は、焦らず、子どもの回復を待ってあげましょう。そして、子どもの話を聞いてあげてください。
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